O脚・ヒザが合わない
O脚・ヒザが合わない症状と原因
- 足を揃えてまっすぐ立った時に、ヒザとヒザの間に隙間がある状態が「O脚」です。
- 先天性の「構造的O脚」と、姿勢や歩き方のクセが原因の「姿勢的O脚」があります。
- 「姿勢的O脚」であれば、矯正可能です。
- O脚は身体にさまざまな不調を起こすことがあります。
- 足の付け根が痛む
- 足全体の血流が悪くなり、冷えたりむくみやすくなる
- 骨盤を前傾させ、歪みの原因になる
- 将来的に、変形性の関節症という病気になりやすい
- O脚を矯正するためには、ヒザの関節を正しい位置にして維持することが必要です。
O脚とは何か?
- O脚は日本人に多く、欧米人にはあまり見られません。なぜでしょうか?
- 原因は日本人特有の生活習慣によるものです。O脚は生まれつきのものではありません。
- O脚とは、いわゆる”ガニ股”と思われがちですが、実はむしろ”内股”によるものがほとんどです。
- 図を見てください。
右がO脚ですが、ヒザが内側を向いています。
これは「足全体が内側を向いている=内股」ということです。
人間の足はまっすぐ立った時に、ヒザのところで少し後ろに反るようになっています。
- 後ろに反っている足が、内側を向いていると、ヒザが左右に離れてしまい、すき間ができた結果としてO脚となるのです。
- 日本人、特に日本女性は着物で歩いたり座ったりする生活を長く続けてきたため、ロングスカートやジーンズで生活してきた欧米女性よりも内股になりやすい社会環境にいるのです。
O脚にならない生活習慣
- ①座り方
- 椅子に座るときは、ヒザをそろえて足先をまっすぐ前に向ける。つま先を内側に向けない!!
- 椅子に座るときは、足を組まない!!ヒザから下を交差する「ダイアナ座り」はOK。
- 床に座るときは、「トンビ座り」「横座り」をしない!!あぐらはOK。
- ②歩き方
- 歩くときは、つま先を内側に向けない!!やや外側もしくはまっすぐに前に向ける。
- 歩くときは、つま先を内側に向けない!!やや外側もしくはまっすぐに前に向ける。
- ③立ち方
- 立つときは、つま先を内側に向けない!!外に45度くらいに開く。
- 「片足休め」の姿勢で立たない!!両足に均等に体重をかけて立つ。
O脚矯正の体操
- ①まず足先とかかとを並行にして、足の間を5cmくらい開けて立つ。
- ②お尻の筋肉を締めるように力を入れて、ヒザのお皿を外側に向ける。このとき、お尻以外の筋肉には力を入れない!!
- ③次にヒザのお皿を外側に向けたまま、太ももの内側の筋肉を使って両ヒザを近づけ、そのまま3秒間静止した後に力を抜く。
- ④10回1セットとして、1日に4~5セット行う。セットの間は3時間くらい開ける!!